サイズD850 W 1350 H 710構造部材 天然木(ナラ、ムク材)購入1986年です。利用をしていた時期もありますが大切に扱っていたので期間の割に傷や劣化は少ないかと思います。目立つ傷部分写真をご覧ください。Shirakawaは昭和35年8月株式会社白川製材所として製材業を開始、高度成長期を経て昭和50年代に入ると「量より質」が求められ、作れば売れる時代から消費者が商品を見極め選択する時代へと変わっていきます。家具にもさらなる品質の向上と、機能・デザイン性が求められるようになり、飛騨の家具メーカー各社は新しい生活空間の提案に積極に取り組みました。そんな中、飛騨木工連合会が念願の法人認可を受けるとともに、飛騨の家具の品質を全国に向けてアピールする飛騨家具新作展を東京で開催しました。それまでは数社しか知られていなかった飛騨の家具メーカーはこれにより全国へと展開していき、「飛騨の家具」「脚物家具の一大産地」を印象づけます。創業以来変わらぬ製品コンセプトである「日本のモダン」は、単に欧州の模倣的なモダンデザインではなく、千数百年に及ぶ日本の歴史文化のなかで育まれてきた「和風」という優れた文化を踏まえた独自のデザインを意味します。微妙な曲面曲線美、複雑なラインと質感の表現は当然工程も多くなり、量産化には大変な努力と試行錯誤が続けられました。しかし現代の「匠」であるシラカワの社員達は「能」だとか「無理だろう」と言われる事をやってみないと気が済まないひねくれもの集団。治具の開発によって切削や組立を容易にし、他社には真似できないような複雑な曲面曲線をもつ家具の量産化に成功しました。
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